この記事では「サマーインターン参加のメリット」について解説します。
僕は21卒としてサマーインターンに5社ぐらい参加したのですが、その経験から言えば「サマーインターンはできる限り参加すべき」だと考えています。
- サマーインターン参加の3つのメリット
- サマーインターンの注意点
サマーインターン参加の3つのメリット
僕が「サマーインターンはできる限り参加するべき」だと考えるのは、この3つのメリットがあるから。
- 選考上の優遇がある
- 選考練習になる
- 業界研究・企業研究を進められる
この3つを以下では順番に解説していきますね。
サマーインターン参加のメリット①選考上の優遇がある
ベンチャーや外資系に多いのがこのパターン。
サマーインターンに参加しておくと、その後の本選考で有利になる場合ですね。
例えば
- 個別の面談に呼ばれる
- インターン参加者限定のイベントがある
- 選考をスキップできる
などの選考上の優遇がある場合があります。
サマーインターンを実質的な1次選考と捉えているので倍率や難易度はかなり高いですが、選考を通過できれば大きなアドバンテージになります。
日系企業でも選考上の優遇はある
よく「インターン参加による選考上の優遇は日系企業には無い!」と言っている方もいますが、それは間違いです。
おおっぴらに言わないだけで日系企業でも優遇が存在する場合があります。
なので、もし志望企業が確定しているのならできる限り参加しておくべきですよ。
実際、僕も日系大手のサマーインターンに参加したら、参加者限定の冬インターンのお知らせが届きました。
冬インターンでは「エントリーシートの内容や採用スケジュール」などの情報が初出しされていたので、普通の就活生よりも一週間ほど早く情報を得ることができました。
エントリーシートはかけられる時間が長いと良い内容になりやすいので、これは大きなアドバンテージですよね。
サマーインターンに応募しない方が良い場合
ただ、サマーインターンに応募しない方が良いケースもたまーにあります。
それは「サマーインターン選考に不合格の場合、今後の選考を受けられない」ケース。サマーインターンが完全に1次選考になってしまっている場合ですね。
通年採用をしている会社に多いのですが、この場合は自信がなければ避けておいた方が無難です。まだ未熟な状態でサマーインターン選考を受けて落ちてしまったらとても悲惨ですし。
逆に言えば周りの学生も就活に慣れていない状態なので、選考難易度としてはかなり低くなります。
そのため自分に自信がある人はこの場合に選考を受けた方が良いかもしれません。
ただそこまで自信が無い人は、企業が「サマーインターン選考に不合格の場合、今後の選考を受けられない」場合には応募しないことをおすすめします。
サマーインターン参加のメリット②選考練習になる
これも大事。
当たり前のことですが、面接やグループディスカッションなどはどれだけ練習できたかがカギになります。
「100回面接をしたことがある人」と「初めて面接をした人」ではクオリティに差が生まれるのは当たり前ですよね。
当たり前のように「100回面接をしたことのある人」の方が上手に受け答えができます。
練習の量がクオリティに直結するのは簡単に想像できますし、サマーインターン選考を練習と捉えるのは結構おすすめ。
イメージとしては秋以降に始まる本選考に向けてサマーインターン選考を練習台と捉える感じです。
「面接に練習とかいらなくない?」と思う人もいるかも
もしかしたら
面接なんて練習しないでも行けるぜ!
と思っている人もいるかもしれませんが、そういう人は本当にごくわずか。大多数の人は練習しておいた方が無難です。
おそらく9割以上の人は練習を積んでおくべきです。
それに面接は誰でも練習を積めば積むほど上達していくものだし、練習して損をすることはほとんどありません。
そのためサマーインターン選考を「練習の場」として捉えるのはかなりおすすめです。
サマーインターン参加のメリット③業界研究・企業研究を進められる
選考を受ける際には色々と下調べをしますよね。
例えば面接でしっかりと志望動機を話せるようにするためには、「その会社の事業・業界内での立ち位置・業界の動向」などについて調べることが必要不可欠です。
方法はいろいろですが企業HPを見たり、就活情報サイトを見たり、人によっては創業者の本を買って勉強したりもするかもしれません。
そのためインターン選考を受ければ必然的に業界研究・企業研究を進められます。
これは間違いなくインターンのメリットの一つです。
僕もあるメガバンクのインターン選考を受けたときは、その企業や業界の資料を読み込んでESを作成したので非常に業界研究・企業研究になりました。結果的にESも通過しましたし勉強の甲斐がありましたね。
選考のないインターンでも業界研究・企業研究は進められる
ちなみにここまで説明したのは選考のあるインターンの場合ですが、選考のないインターンであっても業界研究・企業研究は進められます。
なぜかというとインターンを通じてたくさんの情報をインプットできるから。
どんなインターンであっても本を読むだけではわからない情報が手に入るんです。
例を挙げると
- 社員さんの仕事に対する考え方
- どんなことを重視しているのか
- 仕事で一番大変なこと
などはインターンを通じて知ることができます。
もちろんこれらの情報は採用ホームページに書いてあることも多いです。
しかし、やっぱり現職の社員さんと話をした方が深い理解ができるので、インターンを通じて現場の社員さんの生の情報を獲得しましょう!
ただそのためには最低限の業界研究・仕事理解は不可欠なので、知識をある程度入れてからインターンに参加することがおすすめです。
1dayインターンだと業界研究はできない?
あと1dayインターンだと「会社説明会+簡単なグループワーク」で終わりなことも多いので、深い業界研究はできないとよく言われます。
確かにそれは正しいので、1dayインターンの場合は「広く浅く業界を見て回る」という意識で参加するのがおすすめです。
夏の時点では業界を絞り切れている人はごくわずかなので、さまざまな業界を見て回る良い機会だと捉えましょう。
僕もいろいろな業界を見て回りました。秋インターンも含めれば参加した業界は
- IT
- 印刷
- 金融
- 不動産
- 百貨店
とかなりバラバラ。
このぐらい異なる業界を見て回るのも全然ありだと思います。
サマーインターンの注意点
ここまでサマーインターン参加のメリットをまとめました。
ただサマーインターンは良いこと尽くめではなくて注意すべきこともあります。
それは「就活をした気になってしまいがち」だということ。
サマーインターン参加したからオレって就活進んでる!
倍率の高いサマーインターン通過したから私の就活は安泰!
とか思う人って結構多いんです。
なぜそう言えるのかというと僕も同じように考えていたから笑
大学3年生の8月頃だとまだ就活を進めていない人も僕の周りには多くて、
サマーインターンで色々と業界見てるし就活も順調かなー
とか思っていたんですよね。
サマーインターンの目的は何か
でもあるとき少し考えてみたんです。
目的は「サマーインターンに参加すること」ではなく「就活に役立つ知識・経験を得ること」。
「サマーインターン参加」はその手段に過ぎません。
だから「申し込むだけ」「参加するだけ」で、そこから得た学びを活用しないというのはめちゃめちゃもったいないなと思って、それから就活に活用するつもりでインターンに参加するように心がけました。
もし、あなたが去年のぼくみたいに「サマーインターンに参加したことに安心して”就活対策”をしない人」だったら、ぜひ「サマーインターンを就活に活用すること」を忘れないようにしてください。
サマーインターンの活用方法
具体的に何をすべきかと言うと、
- インターン中に書いたメモを当日中に見直す
- インターンの内容を当日中にまとめておく
- インターンの雰囲気は?
- 参加している学生はどんな人が多い?
とか。正直なんでもいいんです。
インターンに参加して何を得られたのか、どんな印象を受けたのか。
一言でもいいのでメモを残しておくとそれは自分の財産になります。
あとから書き直すのは大変ですし忘れてしまう部分も多いので必ず当日中にやっておきましょう!
まとめ
- 選考上の優遇がある
- 選考練習になる
- 業界研究・企業研究を進められる
サマーインターンは参加出来るのなら基本的に参加しておくべきです。
ただサマーインターン参加を「目的」とせずに、サマーインターン参加を「就活に賢く活用すること」を心がけましょう!
基本的な「就活用語」についてはこちらの記事でまとめています。
あわせて参考にしていただければ!