<就活生必見>就活用語まとめ / 60個以上の用語をひとつずつ解説します!

就活用語って正直よくわからないものが多いですよね。

インターン? 自己分析? ガクチカ?

そんなあなたのために、この記事では就活用語を一覧にして解説します。

就活を始める前にこの記事を一読すれば、就活用語はだいたい把握できますよ!

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目次を開くと、お目当ての単語までスムーズに移動することができます。

就活用語①就活準備

■情報収集

インターン

正式名称はインターンシップであり、職業体験のことを指す。

現在では職業体験とは関係のない企業主催の1日イベントや、実質的な選考もインターンと呼ぶことがあるため注意が必要。

一年中行われており、それぞれスプリングインターン・サマーインターン・オータムインターン・ウィンターインターンと呼ばれる。

日程は企業によってさまざまであり、1日から数日の短期のものから、数ヶ月にも渡る長期インターンも存在する。

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OB・OG訪問

所属大学のOB・OGに連絡をとり、勤めている会社について話を伺うことで就活や企業に対する知識を深めること。大学のHPやサークルの名簿から探すのが一般的である。

企業によってはOB・OG訪問を積極的に取り入れている場合もあり、企業側からOB・OGに連絡をしてくれることも。

業界研究

選考を受ける企業を選ぶ判断基準として、業界ごとの特色について理解を深めること。

本、インターネット、OB・OG訪問、インターン等を通じて行うことが多い。就職後のギャップを減らすためにも重要な作業である。ちなみに本としては『会社四季報』が使われることが多い。

企業研究

選考を受ける企業を選ぶ判断基準として、企業ごとの特色について理解を深めることを業界研究と呼ぶ。方法としては業界研究と同様。

就職ガイダンス

所属大学で行われる就職活動に関するガイダンスのこと。外部から招かれた講師が担当することが多い。

日系大手を対象としたスケジュール感のため、ベンチャーや外資系志望のように3年生の早い時期から対策を進める必要がある人にはおすすめできない。

大学同期の動向を知る機会として使うのはおすすめ。

自己分析

「自分はどんな人か」「自分は将来どうなりたいか」「自分の強みとは何か」「自分の弱みは何か」などを過去の経験等から考えて言語化する作業のこと。

就活中は常に意識すべきことであり終わりは存在しない。「自己分析をすること」ではなく、「自己分析によって自分を知り就活に活かすこと」が重要である。

就活用メールアドレス

企業のマイページ登録や人事とのやりとりに使うメールアドレスのこと。

ドコモやソフトバンクなどのキャリアメールではなく、Gmailなどのフリーメールアドレスが望ましい。

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■履歴書関連

履歴書

企業に提出する資料の一つで住所氏名等の個人情報・学歴・ガクチカ・自己PRなどから構成される。

大学生協や文具店で販売されているものに手書きするか、PDFデータとして作成することが多い。最近では企業マイページ上で入力することもある。

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ガクチカ

履歴書によく記入する内容の一つで「学生時代に力を入れたこと」を省略した言葉。大学生活で力を入れたことであればジャンルは問わないが、サークル活動・アルバイトに関してまとめる人が多い。

ちなみに①課題②原因③対策④結果の順にすると比較的まとめやすい。

自己PR

ガクチカと同様に履歴書によく記入する内容の一つ。自分の強みを具体例を交えてまとめることが多い。ガクチカと関連のある内容にするのがおすすめ。

証明写真

履歴書に貼る写真のこと。サイズは3cm×4cmで、スーツを着て撮影するのが一般的。

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自分を表現する写真

逆求人型サイトに登録するとき、エンタメ系の会社のインターン選考や本選考の際などによく使われる言葉。

「その学生がどんな人なのか」を知るために使われることが多い。

就活で必要な「自分を表現する写真」とは??/自撮りよりも他撮りがおすすめ!

〇〇卒

卒業年の表記の仕方。

  • 21卒:2021年3月卒業
  • 22卒:2022年3月卒業
  • 23卒:2023年3月卒業

以上のように表記する。就活サービスにおいて入力することが多く、間違えてしまうと連絡が届かなくなることがあるので注意が必要。

■就活サービス

ナビサイト

マイナビ 、リクナビなどの就活サイトのことで、企業へのエントリー・情報収集等に使用する。企業によっては登録が必須な場合もあるため早い段階に登録することがおすすめ。

逆求人型サイト

「学生が企業に対してエントリーをする」のではなく「企業が学生に対してオファーをする」形式をとっている就活サイトのこと。

ベンチャー・スタートアップ企業が中心だが、近年は大企業も参入しており参加企業数は増加していくことが期待される。

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エージェントサービス

企業と学生のマッチングを行うサービスのこと。学生との面談を通じておすすめの企業を紹介し、選考対策等のサポートまでを行う。マイナビ新卒紹介・キャリアチケットなどが有名。

■選考準備

ES

エントリーシートのことで、インターンや選考の際に企業に提出するデータの一つ。住所氏名等の基本情報と、ガクチカ・自己PR・志望動機などを書く場合が多い。

Webテスト

インターネット上で行われる選抜試験のこと。筆記試験と区別してWebテストと呼ばれる。自宅もしくはテストセンターで実施される。形式としては

  • SPI
  • CAB
  • 玉手箱

などがあり、種類によって内容が大きく異なるため注意が必要。

テストセンター

Webテストを行う場所のこと。替え玉受験防止のため専用の建物内で受験することになる。完全予約制のため締め切り日に余裕をもって受験をすることがおすすめ。

就活の軸

就活において「企業をどういった基準で選んでいるか」を指す。過去の経験から自分の行動の共通項を洗い出すことで考えることが多い。

■服装関連

リクルートスーツ

就活時に着用するスーツのこと。

黒色を購入する人が多いが、筆者はネイビーを購入した。ネイビーでも特に問題は無かったため、黒を選ぶ必要は全く無いと思われる。

就活で使うスーツはなんでもいい??→僕がスーツセレクトを選ぶべきだと考える理由

服装自由

「服装自由」は言葉通りの「自由な服装」ではなく、「スーツ着用」を意味することが就活では多い。

自由な服装だと勘違いして普段着を着て行ったら、「周りは全員スーツだった」という不幸な出来事が毎年起こってしまっているため注意が必要である。

【就活生の服装指南】「服装自由」ってめちゃめちゃ困りません?/スーツを着るべき?私服で行くべき?

私服

就活で言う「私服」は「普段着」を意味する場合もあれば、「ビジネスカジュアル」を意味することもある。

ときには、そもそも「普段着」を想定しない企業も存在するので、服装を決める際には業界・業種・社風を考慮する必要がある。

【就活生向け】「私服で構いません」と言われたら何を着るのがおすすめ??

ビジネスカジュアル

「ビジネスカジュアル」とは「普段着」と「スーツ」の中間あたりの服装のこと。

スーツまでは行かないけれど、普段着ほどはカジュアルでない服装を求める場合によく使われる。

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就活用語②選考関連

■選考序盤

本選考

採用活動において正式な採用プロセスのこと。本来はインターン選考と対比される概念であるが、インターン選考も本選考もどちらも採用プロセスの一つである場合もある。

エントリー

企業に対して履歴書やエントリーシートを送る行為のこと。現在ではプレエントリー後に、企業に対して選考を受ける意思を明確にする行為を指すことが多い。

プレエントリー

エントリーの前段階を指す。企業に対して個人情報を送る最初のステップのこと。ナビサイトや企業のホームページから送信することが多い。

エントリーとプレエントリーの違いは企業やサイトによって異なるため注意が必要である。

マイページ

企業へのエントリーもしくはプレエントリーによって開設される学生個人向けページのこと。インターンの申し込みや面接の予約等はマイページから行うことになる。

企業ごとに違うマイページを使用するためパスワード管理が少し面倒。

会社説明会

企業について詳しい情報を聞くために行われる説明会のこと。会社説明会への参加を選考の第1ステップとしている会社も多い。

形式は対面とWebがあり、会社説明会が1次選考を兼ねる場合もある。

合同説明会

複数社合同で行われる会社説明会のこと。

グループ面接

3〜5人程度のグループでの面接のことで、それぞれの学生は面接官と1 on 1でやりとりを行う。

面「あなたの強みはなんですか?」
A「私の強みは〜〜です」
面「そう思ったのは何故ですか?」
A「〜〜からです」

面「あなたの強みはなんですか?」
B「私の強みは〜〜です」

のように同じ質問を順番に聞かれることが多い。

グループ面接中に他の学生の話に耳を傾けているかどうかを重視する企業も多いため、自分が話していない時も気を抜かないようにすべきである。

グループディスカッション(GD)

4人〜6人程度のグループで、1つのテーマについて議論を行い結論を導く選考形式。

テーマは「無人島に1つ持っていくとしたらそれは何か?」のように抽象的なことが多いため、まずはグループ全員で共通の前提条件を持つ必要がある。

この場合で言えば

Q. 無人島に行く目的は?→「リゾート地」「サバイバル」

Q. 人数は?→「1人」「2人」「3人以上」

Q. 期間は?→「1日」「数日間」

のように共通認識を固めて、グループ全員が同じイメージを持つことが大切。

役割としては

  • 司会
  • 書記
  • タイムキーパー

などがあるが、役割によって選考での有利不利は存在しない。考え方に正解はないため前提条件から論理的に結論を導ければ問題はない。

「全員合格」もしくは「全員不合格」の場合が多いため、チームプレーを重視することがおすすめ。

グループワーク

4人〜6人程度のグループで行う選考形式のこと。企業によって見ているポイントが異なるため一概は言えないが、対策としては今のグループに足りていない役割を担うことがおすすめ。基本的な考え方はグループディスカッションと同様。

合同選考会

複数社合同で行われる選考のこと。選考形式はグループ面接・グループディスカッション・グループワークのいずれかである。

志望動機

自分が企業を志望する理由のこと。自分を採用したらどんなメリットがあるのか、自分を売り込むイメージで考えることがおすすめ。

自分本位な会社に対する熱意だけをアピールした志望動機が多いため、差別化を図るためにも企業の視点を重視する必要がある。

自己紹介

自分を説明する言葉のこと。自己紹介と自己PRを履き違えている人が多いので、自己紹介を聞かれたら必ず「自己紹介」に徹することをおすすめする。

間違っても自己紹介に見せかけたPRはしないこと。

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■選考終盤

個人面接

ガクチカ・自己PR等を面接官から質問される選考形式。最も一般的な形式である。

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Web面接

Web上で行われる個人面接のこと。基本的には個人面接と同様だが、いくつかWeb面接ならではの注意点も存在する。

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面談

「面談」と言いながらも実質的な選考である場合が多い。明言されない限り選考だと捉えるのがおすすめ。

逆質問

面接の最後に学生から面接官に対してできる質問のこと。面接終了時に「最後に何か質問はありますか?」と聞かれることが多い。

個人的には「本日の面接の中で私に至らない点があれば教えてください」のように、向上心が伝わる質問がおすすめ。企業HPを調べれば分かるような質問は不適切である。

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圧迫面接

学生を否定するような言動・態度をとる面接形式のこと。一般的には学生のストレス耐性を見ることで、すぐに仕事を辞めない人材かどうか判断していると言われる。

圧迫面接をする企業はブラック企業であることが多いため、個人的には選考辞退を推奨する。

最終面接

選考の最終段階のことで、合格すれば内定が得られる。

  1. 今までの面接と同じような選考
  2. 入社の意思を問う簡単な選考

の2パターンがあるため注意が必要。

役員面接

企業の役員クラスが担当する面接のこと。最終面接もしくは最終面接手前の面接が該当する。

■その他

内定

企業からの採用通知、学生からの入社承諾書のやりとりによって労働契約が成立した状態のこと。正式な内定日は10月1日以降とされているが、それはあくまでも形式的なものある。

内々定

10月1日に内定を出す旨の意思表示のこと。実質的な内定と捉えてもよい。

オワハラ

「就活終われハラスメント」のこと。内定を出す交換条件として、その場で就活を辞めるよう指示を出すことを指す。

内定辞退者を減らすための対策であるが、オワハラをする企業は人手不足であることが多いため、よほど行きたい企業でない限り選考辞退を推奨する。

お祈りメール

選考不合格を告げるメールのこと。「今後の〇〇様のご活躍をお祈りしております」と文中に書かれることが多いため、このように呼ばれている。

サイレント

選考不合格の場合は連絡をしないという企業の対応のこと。一般的にはお祈りメールが送られるが、応募者多数の場合はメール送信が手間であるため、「一週間以内に連絡がなかった場合はご縁がなかったということで」のように説明される。

リクルーター

就活中に学生のサポートをする企業の社員のこと。サポートとは言っても面接官とほとんど同義であり、リクルーター面談と呼ばれる実質的な選考を行うこともある。

学歴フィルター

大学の偏差値が低いことで不利に扱われること。説明会の予約時では大学ごとに予約できる人数が決まっていることも。

就活用語③仕事用語

ベンチャー企業

少人数で先端的なサービスを行う会社のこと。似たような言葉としてスタートアップ・スモールビジネスなどがあり、厳密には意味が異なるが同じように用いられることも多い。

大手にはないスピード感や、新卒でも責任の思い仕事を任されることが魅力とされる。

大手企業

業界内で知名度が高い企業のこと。売上や人数も多く安定している企業が多い。

ブラック企業

「残業代が支払われない」等で会社内外からの評判が悪い会社のこと。ただ何をもってブラック企業だと考えるかは人によって異なる。

例えば「残業時間が長い」会社であれば、しっかりと仕事をしたい人にとっては良い会社であるが、仕事をあまりしたくない人にとっては悪い会社である。

クールビズ

夏季に行われる衣服を軽量化する取り組みのこと。男性であればノージャケット・ノーネクタイが基本とされる。

フレックスタイム制度

労働者自身が労働時間を自分で設定できる制度のこと。一切の制約がないフルタイムフレックスと、コアタイムと呼ばれる必須時間があるものとに分けられる。

テレワーク

オフィスではなく、自宅からWebサービスを用いて仕事をすること。

ワークライフバランス

仕事と日常生活のバランスのこと。一般的には仕事はある程度に抑えて、仕事以外の趣味等を充実させることを指す。

PDCA

  • Plan
  • Do
  • Check
  • Action

の頭文字をとった言葉で、仕事の進め方を表現したサイクルのこと。このPDCAサイクルを回すことで業務改善を持続的に行うことができるとされる。

3C分析

  • 自社(Company)
  • 顧客(Customer)
  • 競合(Competitor)

の頭文字をとった言葉で、この3つを中心に企業のマーケティングを考える。就活ではグループワークでよく用いられる。

SWOT分析

  • Strength
  • Weakness
  • Opportunity
  • Threat

の頭文字をとった言葉で、この4つを分析し企業のマーケティングを考える。3C分析と同様にグループワークでよく用いられる。

BtoC企業(B2C)

Business to Customerのことで、一般消費者を対象にしたビジネスを行っている会社のこと。

BtoB企業(B2B)

Business to Businessのことで、企業を対象にしたビジネスを行っている会社のこと。企業を対象にするためBtoC企業に比べると知名度が低いことが多い。

対象となる企業の、ビジネスの対象には一般消費者がいることが多いため、BtoBtoCという言い方も存在する。