この記事では、逆求人型サイトに登録する3つのメリットを解説します。
逆求人型サイトとは「就活生に対して企業側からアプローチをかける」というサービスを提供するサイトのこと。オファーサイトと呼ばれることもありますね。
僕は就活中、逆求人型サイトにめちゃくちゃお世話になりました。内定をいただいた企業は全て、逆求人型サイトで繋がりがあったところですし。
そこで、この記事では僕が逆求人型サイトをフル活用する中で感じたメリットを3つお伝えします。
逆求人型サイトに登録する3つのメリット
逆求人型サイトに登録するメリットはこの3つです。
- 自分の強みを言語化してくれる
- 自分が見ていない業界を知ることができる
- 探す手間が省ける
そもそも逆求人型サイトとは?
まず逆求人型サイトについて簡単に説明しますね。
逆求人型サイトとは就活で使えるサービスの一つで、1番の特徴は「就活生に対して企業が直接声をかけること」。
企業から直接学生に対してオファーを送信し、やりとりをするという形式です。
逆求人型サイトは「企業が学生に声をかける」のが特徴
普通の就活は「学生が企業に応募する」形式だと思います。
でも、逆求人型サイトでは「企業が学生に声をかける」というシステムなんです。
近年の就活では「売り手市場」と呼ばれるように、「学生が企業を選ぶ」スタイルが多くなっています。なので、企業側も受身ではなく積極的に学生にリーチするために逆求人型サイトが活用されているんです。
最近では合同説明会に参加せずに逆求人型サイトだけを使って学生に声をかけている企業もあったりするぐらい。
僕も逆求人型サイトでメッセージをもらって、選考に進んだ会社が何社もあります。
サービスとしてはまだ流行り始めた段階なので、もちろん評判がよくない部分もありますがとりあえず登録しておくことはかなりおすすめ。
逆求人型サイトの種類
ここで、いくつ僕が使っていた逆求人型サイトを紹介します。
このあたりが有名です。
ちなみに僕の一番のおすすめはOfferBox。
登録企業数も多く、しっかりと自分を見てくれる企業が多い印象を受けました。
こちらの記事で逆求人型サイトの比較をしているので、是非参考にしてみてください!
>>【比較】OfferBox・キミスカ・iroots・ニクリーチ・逆求人型サイトを比べてみる〈就活生向け〉
逆求人型サイト登録時に気をつけること
登録の時には、入力項目が多いことに気をつけましょう。
住所氏名など基本的な情報の他に、「ガクチカ」「自己PR」など就活特有の文章も入力する必要があります。
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」を省略した言葉で、サークル活動・アルバイトなどで自分のした行動をまとめることが多いですね。
これらは就活をする上では絶対に欠かせない文章なので、逆求人型サイト登録をきっかけに書いてみましょう。
ガクチカは、ES(エントリーシート)や履歴書で書くことも多いので、もし書いたことがある人はその文章を流用しても大丈夫ですよ!
逆求人型サイトの3つのメリット
それでは本題に戻りますね。
- 自分の強みを言語化してくれる
- 自分が見ていない業界を知ることができる
- 探す手間が省ける
この3つが逆求人型サイトのメリットだと僕は考えています。
メリット①自分の強みを言語化してくれる
1つ目のメリットは「自分の強みを言語化してくれる」こと。
いざ就活を始めようと思っても「自分の強みってなんだろう…?」って悩むことって多いと思います。
人にもよるとは思いますが、正直「人に誇れるような強みなんてない…」と悩むこともありますよね。
それに「これが自分の強みだ!」って思っていても、インターンや面接を通じて自分の強みがわからなくなることもあります。
例えば
「積極的に行動すること」が自分の強みです!
と思っている人も、もしインターンで「自分よりも早く積極的に行動する人」がいたらどうでしょうか。
「積極的に行動すること」が自分の強みだと胸を張って言えなくなってしまいますよね。
このように自分の強みに自信がなくなることってよくあると思うんです。
逆求人型サイトでは「自分の強みの再発見」ができる
でも、逆求人型サイトでは、
「あなたの〇〇なところに惹かれました」
「あなたの□□なところを弊社で活かしてほしい」
のようにオファーが届くので、「自分のどんな強み・経験が企業に刺さるのか」を知ることができます。
もしかしたら自分の強みだと思っていることも、企業にとっては強みでないかもしれない。
もしかしたら自分の強みを新たに発見できるかもしれない。
企業に刺さる自分の強みを言語化してもらえることが1つ目のメリットです。
メリット②自分が見ていない業界を知ることができる
さまざまな業界を見ることができるのが2つ目のメリット。
志望業界が決まっていても、決まっていなくてもこれは大きなメリットです。
ところで、あなたは志望業界が決まっていますか?
たぶん決まっている人も、決まっていない人もいると思います。
例えば志望業界が固まっていて
「食品メーカーに行きたい!」
と思っている人なら、おそらく食品メーカーの中から会社を選ぶことになりますよね。
でも、そうすると同じ業界の似たような会社の中から選ぶことになります。それが悪いことだとは言いませんが、視野が狭くなってしまうのはもったいないと僕は考えています。
なぜなら「自分は食品メーカーに行きたい」というのは、「おいしい食品を作りたい!」ではなく
「おいしい食品をよりたくさんの人に届けたい!」「より食品を美味しく見えるようにしたい!」ことが理由かもしれないから。
志望業界をすぐに絞るのはもったいない
例えば、
- 「おいしい食品をよりたくさんの人に届けたい!」 →流通・広告
- 「より食品を美味しく見えるようにしたい!」 →印刷
というように、自分の目的に関わる業界はさまざまあります。一つの目的に対してのアプローチはいろいろと考えられるということですね。
そのため最終的な目標が決まっているなら、その目標を達成する手段をいくつか考慮しておきましょう。
だから今回の場合で言えば、食品業界だけに絞るのではなく関連した流通・広告・印刷業界も見ることが必要です。
もう少し抽象的に言えば、「関わりたいモノ」だけではなく「したい仕事」まで視野を広げる必要があるんです。
だから、自分の視野を広げるきっかけとして逆求人型サイトを活用するのがおすすめです。
メリット③探す手間が省ける
これも結構重要。
正直な話、企業の数はめちゃくちゃあります。なので、その中から自分が選考を受ける企業を選ぶのってかなり大変です。
おそらく多くの人は、自分が名前の聞いたことのある企業ばかりに応募しますよね。でも、僕たちが聞いたことのある企業は全体から見ればごく少数なので、必然的に倍率が高くなります。
知名度だけで会社を選ぶ人は本当に多いですし、僕もミーハーなので「どうせ行くなら有名なところがいい!」と思う気持ちもとてもわかります。
もう終身雇用の時代ではない
でも考えてみてください。
もう終身雇用の時代ではありません。もう大企業に行けば将来安泰なんて保証はどこにもありません。
- 大企業に就職したとしても仕事に向いていないかもしれない
- 必死に仕事をしても、出世できないかもしれない、
だったら大企業だけではなく、名前を聞いたことが無いベンチャー・中小企業も見るべきだと僕は思います。
「会社の名前を聞いたことがある」というだけで会社の選択肢を自分で減らすことはとても不合理的ですし、それに自分の興味がある・自分の強みを生かせる場所であれば知名度なんて関係ないですよね。
だからこそ、多くの会社を見る必要があるんです。
会社は星の数ほどある
でも最初に言った通り、会社の数は本当にたくさんあります。
なので選考を受ける企業を増やすツールとして逆求人型サイトを使いましょう。
逆求人型サイトに登録すれば、「自分に合った会社に声をかけてもらえる」ので効率的に企業を探せますよ!
逆求人型サイトの注意点
ここまで逆求人型サイトのメリットを解説してきましたが、ここからは注意点の話。
メリットしかないサービスなんてものは存在しないので、今から説明することには十分注意してください。
具体的には「逆求人型サイトはこういう人には向かない」とか「ここが不便」とかをまとめますね。
①絶対に大企業に行きたい人は向かない
逆求人型サイトに登録している企業はベンチャー・中小企業が中心です。
もちろん名の知れた大企業も一定数ありますが、数としては少なくなっています。
なので「どうしても大企業に行きたい!」という人は、あまり大企業から連絡は来ないので登録する必要はないかもしれません。
もちろんぼくは「大企業志望」の人にも、視野を広げるためという理由で逆求人型サイトをおすすめしますが…
②オファーメールの管理が大変
企業からのオファーがメールで届くので、その管理が大変というのが2つ目。
1日に10件以上届くこともあるので、その他の重要なメールが埋もれそうになることもありました。
サイトによってはオファー数を減らすこともできるので、その機能を活用しましょう!
どうしてもメールの数が多すぎて面倒なら、その逆求人型サイトから退会することをおすすめします。あくまでも自分のために登録するものなので、登録によってストレスを感じるなら意味がありません。
まとめ
逆求人型サイトに登録するメリットはこの3つ。
- 自分の強みを言語化してくれる
- 自分が見ていない業界を知ることができる
- 探す手間が省ける
この3つに魅力を感じたのであれば、ぜひあなたも逆求人型サイトに登録してみてください。
基本的な「就活用語」についてはこちらの記事でまとめています。
あわせて参考にしていただければ!